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高杯円盤 < b >

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高杯円盤 (ウォンバン)

円形の天板が特徴的な小盤の多くは現在の韓国北東部・江原道(カンウォンド)で作られたとされ、江原盤(カンウォンバン)と呼ばれています。

江原盤には天板が四角い形をした四角盤と、円盤の2種類があり、四角盤は装飾を施した脚の部分を別に作り、継ぎ合わせる細やかな技術が必要なのに対し、ろくろのような道具を挽いて作る単純な作業で作られた円盤は、四角盤よりも前に作られたのではないかと推測されています。

円盤は円形の天板部分と筒状の脚を、一本の木から削り出して製作されたものと、天板と脚を別に製作し、継ぎ合わせたものと2種類があり、木材が豊富だった地域だけに、高杯部分を筒状に贅沢に仕立てる円盤の製作が可能だったようです。
こちらは天板と脚が別に作られ継ぎ合わせたもの。

文献によりますと、脚の高さは用途に合わせて様々あったようですが、20センチ前後の低いものが多く伝えられ、脚が大きいサイズのものは上下を逆さまにして、脚の部分を臼のようにして使用もされたのだとか。
木をふんだんに使い天板も分厚く、特別な補強装飾がなくとも丈夫な小盤として使われてきました。
十二画の小盤や四角盤に比べると、状態の良いものに出会える機会がとても少ない円盤です。

円盤 < a >に比べると、一回り程大きいサイズで、重さがあります。
< a > は赤味のある色、全体的に艶があるのに対し、こちらの < b > はマットな質感で天板の木目がワイルドな印象です。
ぐらつきはほとんどありませんが、天板部分が完全な円形ではない事、傷や修繕の跡なども見受けられますが、古いものの味わいとしてご理解いただけましたら幸いです。

大きさ : 約44cm × 約44cm 
高さ : 約19cm
重さ : 約2600g


古いものの為、傷みや汚れ、画像には映し出せない細かな傷などもございますが、風合いと考えています。

また写真はできる限り実物の色に近づけるよう徹底しておりますが、 お使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。

以上の点をご了承いただき、お求めいただけましたら幸いです。

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