十二画の小盤 ( 薬小盤 )
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十二画虎足盤 ( 薬小盤 )
大きさ 約36cm × 約36cm、高さ 約25.5cm
重さ 約1440g
素材 欅
小ぶりなサイズの小盤は薬小盤(ヤクソバン)とも呼ばれ、服用するお薬を乗せて運ぶ際に用いられたもの。
50〜60年程前の比較的新しい時代に作られた小盤で、現代に修繕された小盤です。
脚と天板のバランスが美しい小ぶりなサイズの薬小盤なのですが、脚と天板をつなぐ雲閣という飾り板の部分に一箇所欠損があります。
(写真5.6.7枚目は向かって左側の雲閣凸部分が無し、11.12枚目は裏側から撮影しています。)
上から漆が施してありますので、後から欠けたものではなく、製作の段階でそのまま作られたようです。
通常サイズの小盤に比べ、希少な薬小盤なのですが
少しだけお求めやすい価格とさせていただきました。
経年による傷や汚れ、歪みや修繕の跡などございますがこのままのお渡しとなります。
また画像には映し出せない傷などもありますが古いもののもつ風合いと考えています。
以上の点をご了承いただき、お求めいただけましたら幸いです。
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小盤(ソバン)とは1人用のお膳で、朝鮮時代に最も発展したとされ、作られる地域によっても形に特色があり、その特徴別に産地の地名で呼ばれました。
十二角の天板はスタンダードな小盤の形とされ、
こちらは脚の形が、虎の足に似ていることから虎足盤(호족반 ホジョクバン)とも呼ばれています。
脚の曲線は、当初は天板の重さを分散させる為のデザインでしたが、その見た目の美しさから飽きの来ない定番の小盤として親しまれてきました。
また天板は人の肩幅よりも小さいサイズがほとんどで、最大でも60cmであることが共通した特徴とされ、そうした背景には韓屋の出入り口の幅が約60cmの為、それよりも大きなものは作られなかったと言われています。
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