蝋石の薬湯器
¥50 税込
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薬草や漢方を煎じて飲むために使われた石の薬湯器です。
子ども用に使われたものと聞きました。
写真では分かりづらいのですが、割れを繕った部分があり(写真18.19枚目)、水を入れたところ、じわりじわりと水の漏れがありましたので難ありの価格としました。
そのまま水を張ることは難しいのですが、中にちょうど良い器を入れて蝋燭を浮かべたり、花生けや鉢カバーとしても良さそうです。
黒く、つるりとした肌の薬湯器です。
推定年代
李氏朝鮮時代
size
口径 約10cm、胴幅(耳含む) 約19cm
高さ 約10.5cm
約1.7kg
商品は全てきれいにケアをしてから撮影、発送をしておりますが、経年による傷みや変色、磨いても取れない汚れなどございます。
また画像には映し出せない細かな傷などもありますが古いものの味わいとしてご理解いただき、お求めいただけましたら幸いです。
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薬湯器 (ヤクタンギ) 는 ...
朝鮮時代には以前にご紹介したことのある黒釉のオンギのような焼き物で作られたもの、白磁、こちらのような蝋石(コプトル)とよばれる石から作られた薬湯器が主で、青銅や鉄といった素材は薬湯器としては使われなかったのだそうです。
それは薬草などに含まれる成分が銅や鉄によって一種の化学的作用が起き、その性質が変わると同時に、逆に毒となったり、せっかくの薬効を無くしてしまうことがあるため。
薬湯器として最も理想的なものは銀器だったそうですが、銀は一般人は高価なもので扱いづらく、オジと呼ばれる黒釉なオンギのような焼き物で出来たものや、蝋石のものが広く使われたのだそう。
蓋がないのは、蓋の代わりに韓紙や布で覆い水蒸気を徐々に逃すためで、薬剤の成分が急激に蒸発してしまったり、沸騰しすぎてしまうことを防ぎ、適度な蒸発を助けるため。
特に蝋石の薬湯器は熱伝導率が低いため、ゆっくり長く煮ることに適していて、長い時間煎じないと薬効成分の出ない高麗人参·鹿茸·虎の骨·水牛の角などの補薬を煎じる時に適しているとされました。
一方で薄荷、シナモン、ジャコウ(麝香)のような香りのある素材は短い時間で一気に煎じなければならない為、熱伝導の良い真鍮器が使われ、その燃料も重要視されたのだそう。
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